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僕が出会った諸外国のクライマー達は、たとえ5級くらいしか登れなくても、とてもよく考えていました。
クライミング動作について、バランスについて、食事について。
彼らは完全に、クライミングを「スポーツ運動」だと認識しています。
それと同時に、クライミングを「ライフワーク」だとも考えています。

彼らは、自分のクライミングが上手くいかない時、絶対に「気合い」や「根性」のせいにはしません。
なぜできないのかを受け止め、よーく考えていました。

そもそも「気合い」などの根性論は日本独自企画なのかもしれませんね。
まったく論理的とは思えません。

先に断っておきますが、この記事は決して「根性論」を否定するものではありません。
事実、僕は「気合い」で乗り切った感動的なクライミングを沢山実体験しているし、なにより「気合い」で通用する根性論を愛しています。

ただ「根性論」の前に、考えておくべきことが沢山ある、ということを言いたい。

そう、「クライミング脳」です。さっき勝手に命名しました。


多くの日本人がクライミングをスポーツだと言うことを嫌います。
クライミングはスポーツなんていう喜楽な言葉では言い表せない!という気持ちもわかります。
みんなクライミングを愛し過ぎているから、そこから目を背けているんじゃないかと推測しています。

が、クライミングは列記としたスポーツ運動です。
体を使って何かをする種目なわけですから、スポーツでないわけがないのです。
そしてクライミングがスポーツ運動である以上、そこにはスポーツにおける理論が存在します。
ましてやクライミングは全身を限界近く、いや限界以上に酷使するスポーツで、人間の筋力とバランスの限界に挑み続けるもの。お気楽な他のスポーツ達とは、かけ離れたぐらい運動の極地に存在するスポーツです。

なにせ、こんなに一般的なレベルの人が「体幹」という言葉を使うスポーツがどこにありますか。「体幹」が何なのかを理解している、していないは別として。
どのスポーツも体幹をしっかりと使いますが、僕はクライミング以外のスポーツをしている時に「体幹」なんていう言葉を一般の人から聞いたことがありません。

それなのに、なぜか「根性論」が一般的なこのクライミングシーン。
とても不思議です。


さて、そろそろ本題。

「クライミング脳」と名付けたのは、もっと「クライミングというスポーツ運動のことを考えよう」という意味でした。
根性論の前に、もっともっとよく考えてみてほしいのです。

決して理論的に理解しろ、ということではないですよ。
僕が言いたいのは、「ダイアゴナルはどういう原理でバランスが取れているのか」、じゃなくて「なぜダイアゴナルが必要なのか」を考える、ということです。

動きの理論そのものではなく、なぜその動きが必要なのか。
また、その動きはその場面に対して最適な動きであるかどうか。

「ムーブ」は「動き」です。「技」ではありません。
指の間接の曲げ方ひとつ、それぞれの足の指に力を入れていく順番、広背筋を使う範囲と場所。全てが異なる動きとなってクライミング動作を作っているのです。

ヒールフックを使うかトゥーフックを使うかはすごく悩むけれど、脇で引きつけるか背中で引きつけるかを悩む人は少ないのです。
文字にすると結構意味わかんないですね。

もっと分かりやすく言うと、
登れた課題は登れただけで満足して終わり。たとえガバtoガバだといっても、そのムーブが「傾斜とそれぞれのホールドの配置と向きに合わせた最適な体制なのか」を考える人は少ない、ということ。

分かりにくいですか?
うーん。

ガバだからといって適当に登る人は多いけど、ガバだけど丁寧に確実に体制を合わせながら登る人は少ない、ということ。
そんな感じです。



今あなたが考えるクライミングの動きより、もっともっと掘り下げて考えてみてください。
今、あなたがしてるその動きは、そのホールド達に対して、最適な動きですか。そして、「最適な動き」とは、どういう動きなのでしょうか。

ガバからガバに行くときも、激悪いカチからどスローパーに微妙なバランスのランジをするときも、それぞれに合った「最適な動き」があるはずです。
身長が低い人と高い人、リーチがある男子とリーチの無い女子。それぞれに合った「最適な動き」があるはずですよね?

さて、「最適な動き」とはどんな動きでしょうか。

今、すぐあなたの考えを説明できますか?
それが正解だとか間違っているとかは問題じゃないのです。
あなたにとって「最適な動き」とは?

それをコレでもか!ってぐらい考えること。
それが「クライミング脳」です。


「最適な動き」は、紛れも無く、クライミングというスポーツ動作において最も大事なことです。
それと同時に、「筋力」や「バランス」などという簡単な言葉では言い表せない複雑なものでもあります。

きっとそれを説明するには難解な物理学の記号や数字を見なきゃならない。



重ねて言いますが、今日僕が言いたかったのは、

正解か否かでなくて、「最適な動き」をよく考えながらクライミングしてみたら?

ということです。


考え過ぎて悪いことはありません。
頭が沸騰してしまうぐらい考えてみたら、きっと良いことがありますよ。


その上での根性論。気合い。

そしたらそれは、日本人独自の素晴らしい必殺技になります。

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